代替療法として、超ミネラル(生体ミネラル)水療法は、生活習慣病などの改善に、大きな効果をあげています/超ミネラル友の会

主要なミネラルの特徴と解説

カルシウム(Ca)

マグネシウム(Mg)

リン(P)
銅(Cu) ヨウ素( I ) マンガン(Mn)
セレン(Se) 亜鉛(Zn) クロム(Cr)
モリブデン(Mo) カリウム(K) ナトリウム(Na)

コバルト(Co)

鉄(Fe)


カルシウム(Ca)

主な働き:骨・歯などの硬組織を作ります。血液の凝固、心筋の収縮にも作用。神経の興奮を押さえる働きがあるのでイライラに効果があるといわれています。

欠乏症:歯、骨が弱くなる。十分に成長しない。(ビタミンDが不足するとカルシウムの利用が悪くなり欠乏症を起こしやすい。)

 カルシウムは日本人に最も不足しやすい栄養素です。カルシウムの所要量は年齢・性別などにより違ってきますが、成人で1日600mg、幼児で400mg、成長期の子供の場合は500〜900mgです。

 体重の割合からすると、大人より子供の方が多くのカルシウムがが必要です。また妊婦の場合は、胎児の発育のために1000mg、授乳している女性では1100mgが必要で、高齢者でも600mg以上を摂取する必要があるといわれています。

 体内のカルシウムは、99%が骨や歯に蓄えられています。そして残りの1%が、血液中や筋肉、内臓、神経などのあらゆる組織に存在し、組織の安定をつかさどる代謝機能系でたいへん重要な役割を果たしています。

 血液中のカルシウムが不足すると、骨などからカルシウムが溶けだし、血液中のカルシウム濃度を一定に保つような仕組みになっています。

 欠乏すると、骨や歯の発育が遅れたり、手足の麻痺や筋肉のけいれん、イライラやストレスを受けやすくなります。

 カルシウムを多く含む食品は、牛乳、乳製品、小魚、小松菜、海藻類、豆腐、大根の葉などです。

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マグネシウム(Mg)

主な働き:筋肉の収縮を抑える働きがあるので、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐといわれています。

欠乏症:血管が拡張して心悸亢進を起こす。けいれん・昏睡。

 マグネシウムは心臓発作を防ぐだけでなく、月経前症候群や高血圧、不整脈、ぜんそく、腎臓結石を改善するスーパーミネラルとよばれています。

 マグネシウムは血液中にあるカルシウムの作用を助けたり、ビタミンB郡とともにエネルギー代謝や核酸の合成にかかわるなど、300種もの酵素の働きを助けています。

 マグネシウムとカルシウムは1:2が理想とされていますので、このバランスで摂取するのが良いとされています。

 マグネシウム不足によって引き起こされる症状には、悪心、筋肉に力が入らない、いらいら、心電図異常などがあります。

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鉄(Fe)

主な働き:血液の成分であるヘモグロビンに含まれます。月経のある女性や妊婦に鉄欠乏性の貧血が起こりやすく注意が必要です。食事で十分に摂取している場合には取り過ぎに注意しましょう。心疾患などのリスクが高まるといわれています。

欠乏症:貧血。疲れやすく怒りっぽくなる。発育が遅れる。

 鉄は酸素と結びつきやすいため、酸素を体中に運びます。この鉄を機能鉄といい、残りは機能鉄の不足を補うために肝臓などに蓄えられる貯蔵鉄です。機能鉄は、赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンの成分となって、体の各器官に酸素を運びます。

 貧血の症状は機能鉄の不足で起きるのではなく、貯蔵鉄が不足して初めて表れ、疲れや息切れ、動悸、めまい、頭痛などが生じてきます。このようなはっきりした症状が出なくても、機能鉄が不足していることもあります。

 健康な成人男子では4gの鉄が存在していますが、1日に約1mg失われていきます。毎日失われる鉄はその分食事で補給しなければなりません。一般的に1日に必要な鉄の量は、吸収率を考慮して10mgです。

 食品に含まれる鉄には、肉や魚などの動物性食品に多いヘム鉄と、野菜や穀類に含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄の吸収率は15〜25%ですが、非ヘム鉄は2〜5%しかありません。非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高まります。

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リン(P)

主な働き:歯・骨などの硬組織を作ります。しかし、過剰に取りすぎると骨粗しょう症の原因になります。加工食品に多く含まれているため現代人は取りすぎているといわれています。

欠乏症:歯、骨が弱くなる。骨折を起こしやすくなる。

 リンはカルシウムと結合して骨の主成分となります。また、核酸を構成し細胞の成長や神経・筋肉の機能の正常化に関わります。通常の食事で十分摂取できますので不足することはありません。

 体内のリンの85%は骨に含まれます。リンが多いとカルシウムの代謝に障害が出ます。

 リンとカルシウムのバランスは1:1が理想とされていますが、日本人のリンの摂取が1.3gであるのに対し、カルシウムは所要量0.6gの8割程度しか満たせていません。

 リンが過剰になるのは、清涼飲料水や加工食品に添加物として多量に含まれているためです。リンを摂りすぎるとカルシウムが骨から溶けだし、血液中に放出されます。

 さらに1日の摂取量が2gを超えると、副甲状腺機能亢進症や骨代謝障害などの過剰症が出やすくなります。

 ある専門家は、牛乳を飲まずに炭酸飲料を飲むと、カルシウムの摂取量が減り、リンが増えるという最悪の事態を招くと指摘しています。

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銅(Cu)

主な働き:骨髄でヘモグロビンを作るときの鉄の働きや腸管からの鉄の吸収を助けます。銅は亜鉛と体内でバランスを取っています。

欠乏症:貧血・骨異常・脳障害

 銅はしなやかで強い結合組織を作るとともに、脳内の神経化学物質を合成したり、筋肉や神経、免疫系を機能させるといった重要な働きがあります。

 銅が欠乏した動物は、心臓や血管がもろくなり、心不全や大動脈破裂が起こり死亡します。

 また、骨の結合組織が網目構造となるために銅が必要で、カルシウムが骨に沈着する土台になります。銅不足の動物には、骨粗鬆症に似た軟骨の破壊が起こる例もあります。

 骨粗鬆症の女性は、強い骨を持つ女性に比べ、銅の血中濃度が低いことが分かっています。

 さらに、銅は鉄と相互に作用するため、銅が欠乏すると貧血になる場合があります。

 銅は、貝類、甲殻類、ナッツ、ココア、豆、きのこ類に多く含まれています。

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ヨウ素( I )

主な働き:甲状腺ホルモンの主な成分です。不足すると甲状腺が肥大化する甲状腺腫の原因になります。放射線を浴びた時に放射性ヨウ素が甲状腺に蓄積して発ガン作用を抑えると言う働きがあります。

欠乏症:甲状腺腫

 ヨウ素の欠乏は直ちに甲状腺ホルモンの欠乏を招きます。これが原因になって腫瘍になることもあります。また幼児期・新生児期に甲状腺ホルモンが欠乏すると、知能の遅れや発育障害をともなうクレチン病となってしまいます。

 ヨウ素は海産物に多く含まれている他、海に近いところでは、水や野菜などからも取れるので、四方を海に囲まれた日本では欠乏症はほとんどありません。

 ヨウ素は、人体にとって必須微量元素であるだけでなく、医薬品としても利用価値が高いです。ヨウ自体に殺菌・坑ウィルス作用があるので外用の殺菌消毒にヨードチンキ、ヨードホルムなどが使われています。

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マンガン(Mn)

主な働き:骨・肝臓の酵素を活性化します。骨の生成を促進します。

欠乏症:骨の発育不充分。中枢神経障害。

 体重70kgの成人には、およそ12mgのマンガンが存在する。成人は0.4mg〜10mgのマンガンを体に取り込んでいると考えられています。

 マンガンが哺乳動物に必須であることが分かったのは1931年のことで、マンガンが欠乏するとメスのラットに神経障害が生じて子供が育てられなくなったり、オスのラットの睾丸が萎縮するなどの症状が出る事が報告されています。

 人間の場合、マンガンが欠乏することはほとんどありません。逆に過剰症として、マンガン鉱山やマンガンを使った精錬工場や乾電池製造工場などで働く人に、頭痛、倦怠感、運動機能障害、言語障害などが見られることがあります。

 この場合の治療薬としては、キレート作用を応用してマンガンを対外に除去する化合物(カニのはさみのようにマンガンを挟んで対外に出て行く成分)が用いられています。

 マンガンは、多くの酵素活性を促進する作用をもっています。また、活性酸素を分解するSODの中にはマンガンを酵素活性の中心にもつものもあります。

 若年性の糖尿病患者がアルファルファの葉を食べて血糖調節できたことをヒントに、マンガンの血糖降下作用を調べたところ、動物実験ではこの効果が確認されています。

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セレン(Se)

主な働き:強力な抗酸化作用。心臓病や動脈硬化、老化の防止に重要な役割をはたしているといわれています。日本人で不足している人は少ないようです。

欠乏症:克山病(子供の心不全。慢性・急性ともにある)、動脈硬化、心筋症が起こりやすくなる。

 セレンは、イオウ(S)とテルル(Te)のかげに隠れて、当初未発見のままでしたが、1817年にテルルに似た未知の元素として、スウェーデンの学者により発見されました。さらにセレンは1969年に哺乳動物にとって必須ミネラルであることが証明されています。

 セレンはまた、性質的にイオウにも似ています。そのため、セレンを摂りすぎると、たんぱく質や核酸、複合糖質中のイオウ原子が、セレン原子と置き換えられて、正常な機能を損なったり、イオウ化合物の代謝が拮抗的に制御される結果、毒性につながることがあることが分かっています。

 古くから牧草地帯の家畜に方向感覚を失う病気が知られていましたが、これはセレンを濃縮する植物であるムラサキゲンゲ属の植物を家畜が食べて中毒を起こしたものでした。実は、このことは「東方見聞録」で有名なマルコ・ポーロの文献にも出てくる有名なお話です。

 セレンには、以下ような興味深い生理作用が2つ発見されています。

(1)抗炎症作用

 傷や潰瘍などが出来て炎症が発生すると、炎症を防ぐために好中球やマクロファージが集まってきて大量の活性酸素を放出しますが、これによって逆にますます炎症が広がることがあります。そこで、活性酸素種を効果的に消去することが出来れば炎症は治ると考えられます。

 人の赤血球には、活性酸素のひとつである過酸化水素を分解する酵素が存在しますが、その酵素(グルタチオン・ペルオキシターゼ)の活性中心にセレンが存在するため、セレンには高い抗炎症作用があると考えられています。

(2)免疫促進効果

必須微量元素の摂取量として十分な0.1ppmを上回るセレンをマウスに投与すると、赤血球凝集能や溶血球形成能などの一次免疫応答の顕著な促進が観察されています。

 また、セレンには水銀と拮抗作用のあることが知られています。ラットを使った実験では、ラットに水銀のみを与えると100%死んでしまいますが、水銀と同時にセレンを与えると100%生き残ることが確認されています。

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亜鉛(Zn)

主な働き:さまざまな酵素やホルモンなどの働きを助ける重要なミネラルです。

欠乏症:味覚障害、皮膚炎、脱毛、性機能障害、うつ症状。

 亜鉛の必須性は、1934年に動物での欠乏症が報告されましたが、人に関しての確認は1960年代以降になってからでした。1961年にイランやイラクで、亜鉛の欠乏により成長が止まる小人症が発見されました。

 さらに、亜鉛の欠乏により、第2次性徴の発育不全や、鉄欠乏性の貧血が起こることが報告されています。

 その後も1973年には遺伝的な病気である腸性肢端性皮膚炎や、ある種の脱毛が、翌1974年には味覚・聴覚障害が亜鉛の欠乏症であることが明らかになりました。

 亜鉛の1日の必要量はおよそ15mgと言われていますが、不足しがちなミネラルであると考えられており、亜鉛を含む錠剤や自然食品がたくさん販売されています。

 亜鉛の過剰症は起こりにくいようですが、缶詰から溶け出した亜鉛による中毒発熱・吐き気・腹痛・下痢などが知られています。

 生体系中の亜鉛の含有量は遷移金属としては鉄についで多く、体重70kgの人でおよそ2gくらいと言われています。また、現在までに200を超える亜鉛を含むたんぱく質が知られおり、それらは、動物植物、微生物界に広く分布しています。

 近年、細胞発生や分化をつかさどる重要な遺伝情報の保存・発現・制御・調節に関わっている亜鉛たんぱく質も発見されており、ますます重要なミネラルとの認識が強くなってきています。

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クロム(Cr)

主な働き:糖や脂肪の代謝に利用されています。インシュリンの感受性を高めるという作用があるといわれています。

欠乏症:動脈硬化、糖尿病の一因となることもあります。

 クロムは、体重70kgの成人には、およそ2mg程度存在するミネラルで、実験動物では微量のクロムが糖やコレステロールの代謝に不可欠であることから、1959年に必須性が認められています。

 近年の医療の進歩とともに、人工栄養が考案され、経口的に栄養が摂れない人に用いられていますが、その中にはたんぱく質、資質、糖質、ビタミンのほかに、さまざまな必須微量元素が加えられています。たとえば、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルト、クロムなどが加えられています。長期間、人工栄養に頼らざるを得ない場合、クロムが無ければ糖尿病にかかるからだと説明されています。

 ところで、六価クロムの毒性は昔からよく知られていて、人での致死量はおよそ0.5〜1gといわれています。六価クロムを使う工場で働くひとには、鼻中隔穿孔症という病気が多く、ついには肺癌で亡くなる人もありました。

 さらに最近の研究によると、六価クロムが三価クロムに還元される途中で、五価クロムがかなり作られていることが分かってきました。この五価クロムも六価クロムと同様、DNAを切断する作用のあることが分かっており、発ガンの原因物質ではないかとも疑われています。

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モリブデン(Mo)

主な働き:さまざまな酵素の構成物質となっている。日本人の食生活で不足することはほとんどないと考えられています。

欠乏症:はっきりとした欠乏症はありません。

 モリブデンは人間にとって必須元素で、キサンチンオキシダーゼや亜硫酸オキシダーゼなど、重要な酵素の活性部位に存在します。

 モリブデンは重金属の中では毒性が低く、生体内に蓄積されませんが、それは水溶液中に安定な形で存在するためだと考えられています。

 成人のモリブデン必要量は1日におよそ0.1mgで、通常は足りないことはほとんどありません。母乳にも多く含まれていて、牛乳には1リットル中に25〜75mgものモリブデンが存在します。

 米国のコロラド州にモリブデノーシスという病気が家畜に起こることが報告されています。この地方の牧草にモリブデンが多過ぎるために起こるモリブデンの過剰症で、体重の低下・食欲減退・貧血・授乳不良・不妊・骨粗しょう症などが起こります。

 これは実は、体内のモリブデンのレベルが上がると、銅のレベルが低下することから、銅とモリブデンは互いに拮抗関係にあることが分かっており、銅の欠乏症になるためとされています。そこで、治療法として銅の化合物を混合した肥料が家畜に与えられています。

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カリウム(K)

主な働き:心臓機能、筋肉機能を調節する重要なミネラルです。多く取ると血圧が下がります。カリウムはナトリウムとのバランスが重要で、日本人はナトリウムを多くとるので高血圧を防ぐためにもカリウムをきちんと取る必要があるといわれています。

欠乏症:筋無力症・まひ状態、知覚がにぶくなる。

 カリウムは血圧降下作用があります。その仕組みは、体細胞からナトリウムを排泄して血圧を下げると考えられています。この作用は大きく、カリウム不足で高血圧症になる患者もいるとされています。

 またカリウムは筋肉の収縮と弛緩の調整に働きます。不足すると適正に調整されなくなり、疲れやすくなったり、心臓の収縮の乱れ、しびれ、嘔吐、いらいらなどが現れてきます。夏バテは、大量にかく汗とともにカリウムが失われ、低カリウム血症となって発症することが多いのです。

ストレスやコーヒー、酒や甘いものはカリウムを減らします。

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ナトリウム(Na)

主な働き:筋肉・神経の興奮を弱める働きがあります。カラダの体液のバランス(浸透圧)を調節する重要なミネラルです。日本人は、塩分を十分にとっているのでサプリメントで摂取する必要はありません。ナトリウムを取りすぎると高血圧になるので減塩の必要があります。

欠乏症:食欲減退、筋肉は脱力する。極端な欠乏症は倦怠、無欲、失神。

 ナトリウムは体内の水分量を調整し、神経や筋肉の信号伝達をスムーズにさせ、いろいろな物質が細胞に出入りするのを助ける役目があるため、必要不可欠な成分です。

 一般的に、ナトリウムは多く摂りすぎると高血圧になりやすいといわれています。しかし、高血圧の人がナトリウムの摂取を制限すると、血圧が5mmHg下がり、心臓病や脳卒中の危険度が下がるという結果がある一方で、低塩食を摂っても半数の人では血圧が下がらないという報告もあります。

 アメリカのコーネル大学などの研究では、低塩食を摂る高血圧患者の心臓発作回数は、高塩食の高血圧患者の4倍という結果が出ています。ナトリウムの摂取量が低いほど心臓発作の危険性が高いという皮肉な結論が出たわけです。

 ドイツのボン大学の研究では、19−78歳の正常血圧の男女147人に、食塩摂取量を1日1000mgとした低塩食を7日間摂らせた結果、血圧低下が17%,血圧上昇が16%、変化なしが67%でした。さらに、LDL(悪玉)コレステロールが著しく増えました。

 アメリカの研究者の間では意見が分かれています。ナトリウムが体内で正常に機能を発揮するための必要量は、500mg以下と考える研究者もいれば、4000mg以上でも問題なく処理できるという研究者もいます。

 オレゴン保健大学のマッキャロン博士は、「カリウム、カルシウム、マグネシウムの相対的な欠乏が食塩への感受性を決定している可能性が高い」と言っています。

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コバルト(Co)

主な働き:コバルトはビタミンの1種であるビタミンB12の最も重要な構成成分です。ビタミンB12はきわめて多くの酵素系に対して、酵素の活性を高めるための補酵素として働き、また造血系においてはヘモグロビンの合成の段階に関係すると言われています。

欠乏症:悪性貧血、食欲減退、体重減少など。

 生物にとってコバルトが必須元素であることは、牛や羊が貧血となり、ついには死んでしまうことから研究が始められ、1935年にその必須性が証明されています。

 動物が食べる牧草にまく化学肥料などに少量のコバルト化合物を混ぜておくと、牛や羊の「やせ病」のような重い病気を予防できることが知られています。

 貧血を防ぐには、鉄だけではダメで、鉄のほかに銅とコバルトが必要なことが明らかにされましたが、そのことが、1948年にビタミンB12が発見されるきっかけとなりました。

 コバルトは人をはじめ、あらゆる生物の必須元素です。体重70kgの成人の場合、およそ1.5mgのコバルトが存在し、食物を通して1日に0.05〜1.8mgのコバルトが体に取り込まれています。

 コバルトは腸管からよく吸収され、特に鉄が欠乏すると、鉄とコバルトの化学的性質が似ているために、さらによく吸収されます。取り込まれたコバルトは主に骨・すい臓・肝臓などに蓄積されます。

 ちなみに、コバルトの過剰症はよく知られていません。

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参考文献:「金属は人体になぜ必要か」桜井弘著(講談社ブルーバックス)
「元素111の新知識」桜井弘編(講談社ブルーバックス)
「食べもので若返る-生命はミネラルバランス」中島常允著(地湧社)
「野島式超ミネラルですべてのガンは完治する」野島尚武著(見聞ブックス)ほか。

 

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